作者について


ジェッド・ヘンリーは、イラスト画家、生まれついてのゲーマー、日本愛好家、そして多才なオタクです。彼はゲームマニュアルのイラストをコピーして育ち、何年もの後、最終的にアニメーションの学位を取得しました。彼は今、日本版画にフルタイムで従事し、近日発売のビデオゲーム「江戸スーパースター」に取り組んでいます。ジェッドは東京に2年間住み、約4歳レベルの日本語を、誇りをもって話します。ジェッドは、自分の時間を、スケッチ、自分の家族、そして日本に戻れる方法を計画するために振り分けて使っています。

デーブ・ブルは、ジェッドが生まれる前から東京に住んでいます!彼は、伝統的な木版画制作技術について学ぶため に東京に来て、25年近く木版画制作を職業としています。そのほとんどの年数、彼は独立した職人として活動(木彫り、摺り、自己出版)し ていましたが、この2~3年は、自分の木版館出版事業の下で若い人たちと働き、彼らを技術について訓練しています。

私たちのストーリー

私(ジェッド)は、2010年に、デーブに初めてEメールを送りました。私の問い合わせは、おそらく彼が受ける多くのコメントと同じも の のように聞こえたでしょう(「私はあなたの生き方をしたい。一緒にいたい。日本に来てあなたに会ってもいいですか?」のような意味)。驚 いたことに、デーブはすぐに返事をくれました。私のストーカーのようなヒーロへの崇拝宣言にもかかわらず、親切に接してくれまし た。彼はある日電話もかけてくれて、私の芸術家としての望みに耳を傾けてくれました。私たちは協力関係についてのアイデアをいくつか交わ しましたが、最初の連絡では、何も具体的な結果は得られませんでした。

そして2012年の4月、私は浮世絵ヒーロプロジェクトを思いつきました。デーブはすぐ私のデザインに可能性を見出し、即座に私たちの 最初の版画「人力車」('Rickshaw Cart') を制作することを申し出てくれました。彼は、まだどのように販売するかもはっ きりしていないのにもかからわず、す ぐ仕事に取り掛かりました。

この最初の段階から、私たちは素晴らしいファン・コミュニティから支援を得てきました。彼らの熱意のおかげで、私たちは、その最初のデ ザインを、手作りの木版画シリーズへと拡張することができました。

私たちは、楽しい、意味のある作品を制作しているだけではなく、非常に現実的な方法で日本の木版画コミュニティを救うために働いていま す。版画の販売を通して、デーブは、 工房の多くの見習い職人に支払いができ、技能に経験豊かな熟練工をも雇うことができて います!私たちの目標は、この芸術に、その古い伝統を維持しつつ、現代的な魅力を与えることにより、再び活力を注入することです。 そして、それは今うまくいっています!

新と旧

何百年もの間、日本の木版画家は、活気と人気のあるアートシーンで活動しました。彼らの版画は、ヒーロー、悪人、怪物を、風刺、 ロマンス、そして怪奇に至るすべての分野で描きました。これは全て、浮世絵文化の一部でした。創意性に富み、ペースの速い浮世絵文化は、 当時の大きな運動でした。 この伝統は、何世紀にもわたり、私たちの現代にも続いており、日本は今も、その活力のある創造性で知られてい ます。この 伝統遺産は、特に日本のビデオゲーム産業において明らかです。 ボス戦、不死身のヒーロ、 聖なる剣がその例です。 典型的な2段ジャンプですら、中世の日本伝説にまでさかのぼることができます。

手短に言うと、私たちが愛する日本のゲームは、まさに、古代の、不朽の文化の新しい章なのです。

日本のビデオゲームへの貢献を祝福するために、イラストレーターのジェッド・ヘンリーは、彼の好きなゲームキャラクターを選び、それを 浮世絵スタイルで復活させました。 現代の衣装が、中世の衣装に取って代わられていますが、それぞれのキャラクターの本質はそのままです。 これはこれらの現代大衆文化の象徴から浮世を取り去ることができないことを証明しています。